陣痛が来ないときに試したいこと



役立つ食材

 

 

今度は成分・食材です。ひとつはビタミンであり、その中の葉酸です。水溶性のビタミンB群の一種となる葉酸は、ビタミンB12と共に赤血球合成に作用するので、「造血のビタミン」とされています。

 

体内の葉酸は約半分が肝臓に蓄積されています。特に妊娠中で胎児が発育するのに必要となる栄養素で、厚生労働省によると、妊娠中の女性の場合は、妊娠していない人の約2倍摂取を推奨しています。胎児の神経管閉鎖障害の予防効果もあります。

 

次は子宮収縮作用のある成分です。それはゴボウです。子宮収縮の作用については、ゴボウの根に含まれている「アントラキノン配糖体」にあります。実際に動物実験で、子宮収縮作用、子宮刺激作用が見られます。そのため、妊娠中期までの妊婦にはお勧めできません。まさに臨月用ということで、食物繊維が豊富なので、便秘症にもお勧めです。臨月に入ったら気兼ねなく食べてください。

 

そして「ラズベリーリーフ」という栄養豊富な美容茶もお勧めです。欧米では「安産のハーブティー」と呼ばれており、妊娠後期や出産直後にこれを飲むのが習慣になっているそうです。更に出産時には、子宮収縮の効率を高めると共に陣痛の苦痛を和らげる効果もあり、出産を助けると飲み物です。産後に飲めば、母乳分泌を促進し、母体の回復も高める効果があります。こうした効果があるので、妊娠初期は禁忌となります。