メンタル面の対処

最後はメンタル面についてです。出産予定日になったからといって、赤ちゃんはその日に必ず生まれてくるわけではありません。それでも、予定日になっても体に何の変化が起こらないなら、やはり少しイライラした気持ちになってくるでしょう。
プレッシャーもあるでしょう。初めての孫を迎える祖父母などは、出産をとても楽しみにしているはずですから、そうした様子をうかがってくるのも更にプレッシャーになります。ママは陣痛が来ないことにどうしてもイライラせざるを得ないのかもしれません。
しかし、こうした焦り、イライラ感は逆効果になってしまいます。お腹の張りも頻繁で、夜中に張ってくると「いよいよ陣痛か?」と思うかもしれません。赤ちゃんが動き出したりして、熟睡できない場合もあると思います。イライラしてストレスが溜まることで体に余計な力が入ってしまい、子宮口は開きにくくなります。それで赤ちゃんが下がりにくくなるのです。
ママがリラックスしていれば、筋肉もゆるんでいい効果につながります。不安な気持ちは誰かといっしょにいることでやわらげましょう。無理に不安を打ち消そうとするよりも、むしろそのままの気持を表に出しながら、その感情と折り合いをつけていった方が落ち着きます。とにかく、不安感は1人でかかえずに、ご主人、パートナー、母親、友人、更には医師や助産師にもちゃんと話した方がいいのです。